小田急2400系はそれまで製造されたFM系2200-2320系が全モーター車でありかつ、輸送力増強を求められていた時代に製造された。このころの小田急の各駅停車のホームは3両までしか対応しておらず、仕方なく先頭車両16m級中間車両19m級とした。この車両は箱根登山線乗り入れに80年代ごろまで(5200系などの乗り入れが解禁されるまで)「箱根湯本行き」の運用には必ず入った記憶がある。
新宿などでHE車4連(箱根湯本)+4連(江ノ島)なども見たことはある。写真にもあるが新松田小田原間の各駅停車にも使用され、FM系2220系などと6連を組んだこともあった。晩年は多摩線などで運用された。この車両は旧4000系(吊りかけ車)の冷房化に伴い、モーターを流用することとなり、廃車解体されていった。なお、冷房試作車に2478号車がおり、晩年まで使用され2400系唯一の冷房車でもあった。