そこで、鉄道関係者はもとより車両製造メーカー今の鉄道総研が一致団結しより良い、高速鉄道車両を作ろうということになりました。そのころ国鉄では鉄道の電化等も進み徐々にではありますが、その道筋が見えてきました。
その一つのきっかけとなったのが、1950年登場の「湘南電車80系」でした。この電車は100kmを超える長距離輸送に本格投入した最初の電車でした。
ただまだ当時は吊りかけ駆動式であり、メンテナンスのわずらわしさ、線路にかかる負担などが問題となり徐々にカルダン駆動の車両が出始めます。
吊りかけ駆動
吊りかけ駆動は昔から使用されてきた駆動方式ですが、台車枠と車輪にモーターを支えているため、振動騒音んども酷いものでした。またブレーキ方式自動空気ブレーキで今よりも応答が悪く、ブレーキ性能が劣る=速度出せないですからね。