モハ63系の末えい―西日本クモハ84形―

クモハ84形は、クモニ83形のうち保留車としてJR西日本が
引き継いだものであります。
JR西日本は、、1988年に旅客用に改造してしまいました。
本四備讃線開業後の茶屋町-宇野間の折り返しなどに使用され
1996年に廃車となった。 この車両はもともと72・73系←63系でした。


・63系電車とは

 JR東海 リニア・鉄道館にて復元保存されている63系 2013年10月25日撮影
1944年戦争中の日本は通勤輸送用として緊急に開発された車両これが63系電車です。かなり極限まで資材を切り詰めた戦時設計の車両である。車内はとことん切り詰め、いすのモケットもなし、内装もとことん切り詰め、天井も骨組み丸出し窓は3段で裸電球のみというものすごいものでした。終戦後の混乱が落ち着く中内張や座席の整備も進んでいきました。また、63系は運輸省主導のもとに大手私鉄に供給しその代わりに玉突きとなる中型車を地方私鉄に供出することになった。(東武・小田急・相鉄・名鉄・南海・山陽)

63系は1951年京浜線桜木町駅付近で車両火災を起こし多数の死者が出ました。この原因の一つに「3段窓ですべてあかない(逃げられない)」「旅客がドアを開けられない」「貫通ほろがない」などいろいろ不具合があり、改造されていき72系に編入されていきました。


【編成表】
クモハ84001 ← クモニ83005 ← モハ72098 ← モハ63434
クモハ84002 ← クモニ83026 ← クモハ73164 ← モハ63770
クモハ84003 ← クモニ83027 ← クモハ73227 ← モハ63235

 63系、72・73系の足回りを使っていました。
 1992年3月14日 宇野線撮影地不明

  1992年3月14日 宇野線撮影地不明

  1992年3月14日 茶屋町撮影

クモハ84002 新性能車輛ならハイフンが
付きますが、これは旧型国電なのでつきません。

1992年3月14日 茶屋町撮影

しののめ鉄道

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